災害対応 国直轄を決断

熊本で豪雨災害が発生し、コロナも増えつつあり、嫌な予感がします。
以下は、私が10年ほど前に関与した災害対応の一部です。国会開催中ではなかったために、予備費の活用や、迅速な入札システムの創設や、地方の技術支援組織の創設など災害対応に関し、先進的なことに取り組みました。

■地辷り対策は国(農水省)の直轄事業に
◆七五三掛地区、国の直轄事業に 地滑り対策で農水省、月内にも着手◆
(山形新聞、2009年06月08日 13:48)
  農林水産省は8日、鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区で発生した地滑り災害の対策として、国直轄で水抜きボーリングの実施などを進めることを明らかにした。地滑りを誘発している地下水を取り除くことで、滑り面を1日も早く止める狙い。県主導の対策工事と並行して行われ、今月中にも工事に着手する見通し。
  農水省防災課の志野尚司災害対策室長らが同日、県庁で会見した。吉村美栄子知事は今月4日、農水省に対して国直轄で調査と対策事業を実施するよう要請した。これを受け、農水省は▽衛星利用測位システム(GPS)による地盤移動状況の観測網の拡大▽ボーリングによる地質調査の追加▽地下水を強制排除する井戸の建設▽地表面に対し斜めにボーリング工事を行い、水を抜く-といった国直轄の調査、工事を行う。
  農水省は今年2月ごろから、県の要請を受け、七五三掛地区周辺で地質専門家による調査や、GPSシステムによる地盤の移動状況の観測、対策工法の検討などを行ってきた。対策工事と位置付ける井戸の建設について県は、3カ所程度を見込んでいる。
  農水省は今後、井戸を35カ所設置し、ボーリングは100本を検討している。

以下は、山口県の豪雨災害時の政府調査団
政府調査団名簿(平成21年7月22日(水))
(順不同:敬称略)
省庁名 官 職 氏 名
1 内閣府 内閣府防災担当大臣 林 幹雄
2 内閣府 大臣官房審議官(防災担当) 長谷川彰一
3 内閣府 政策統括官(防災担当)付企画官 森 毅彦
4 内閣府 政策統括官(防災担当)付参事官補佐 原口 義寛
5 内閣府 政策統括官(防災担当)付参事官主査 小屋 林
6 内閣府 政策統括官(防災担当)付参事官主査付 熊井 規夫
7 内閣官房 内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付参事官補佐 藤本 竜二
8 警察庁 警備局警備課災害対策室長 三木 邦彦
9 総務省 自治財政局財政調査官 笠ヰ 敦
10 消防庁 総務課長 市橋 保彦
11 文部科学省 大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室室長補佐 田島 修
12 厚生労働省 老健局高齢者支援課課長補佐 家田 康典
13 農林水産省 農村振興局整備部防災課災害対策室長 志野 尚司
14 林野庁 森林整備部治山課山地災害対策室長 井出 光俊
15 国土交通省 河川局砂防部保全課長 南 哲行
16 気象庁 予報部予報課長 高瀬 邦夫
17 気象庁 下関地方気象台長 西澤 純一
18 気象庁 福岡管区気象台総務部業務課防災調整官 緒方 恵之
19 国土地理院 地理調査部長 福島 芳和
20 環境省 大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課課長補佐 渡辺 隆彦
21 防衛省 運用企画局事態対処課国民災害対策室長 菅原 隆拓
22 防衛省 統合幕僚監部運用第2課災害派遣班第2等陸佐 伊藤 憲孝

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