深い話シリーズ(誰もが語らない切り口で)予告

マスコミも含めて、誰もが気付かない切り口で、三宅町(ひいては、日本全体にかかわる)に関係する多種多様な事柄についての現状、課題、対策についてこれから取り上げていきたいと思います。

ちょっとその前に今回は、またまた農業・農村に関する気になることについて記載します。
去る11月27日に農水省は、2月1日に行った「農林業センサス」の概要について発表がなされました。この日付をみて、どう思われますか? 10か月も経たないと概要が出ないのかと思うのは私だけでしょうか?2月23日の私のFBで衝撃的な数字が出ると予想してますが、やはりそうでした。

参照 https://www.facebook.com/takashi.shino.31

しかしながら、驚くのはその数字よりも、発表の遅いことです。確定値に至っては、(1年以上も経ってからの)来年の3月になるとのことです。これでまともな政策が打てるのでしょうか?因みに、今夏は米に関し、ウンカが大発生し、農家は落胆しているうえに、米は余って価格は下がり離農する(した)農家は少なからずいると私は予想しています。つまり、非連続的に農家は減少していると思われます。来年度の、国の概算決定は既になされましたが、統計データを生かさずして、まともな政策が打てるのか大いに疑問があります。これでは、三宅町の遅い議会議事録の掲示、又は途上国の統計事情と変わりません。デジタル化が遅れているという認識が共有されつつありますが、農業センサスの質問は選択式で非常に単純であったと記憶しており、瞬間に集計できそうな内容でしたが・・・。

内容については、10か月前の統計とはいえ、この5年間で基幹的農業者又は、家族で営む個人経営体は2割強減少、その平均年齢は70歳弱、農業経営体数についても2割強減少、その反面1経営体当たりの耕地面積は増えたとのことですが、農業者の減少は規模拡大では依然カバーしきれていません(作況指数が80%台の地域もある中、今、統計をとればもっとさんざんな結果になると思われます)。

我々の父母の時代、一生懸命田畑で働いてましたが、平成になってからでも米価は半額になっており、如何に農業では食べていけないかがわかります。

しかも、自給率が37%と減少する中、米については来年は更に今年より、36万トン程度収量を減らす必要があるとのことです。一方で、米以外については、輸入に頼るものが多く、10年後に自給率を45%とかにもっていくとかいつも基本計画では記載されていますが、あがるどころか横ばい若しくは下がる一方です。

自給率そもものについても、複数の考え方がある中、コロナの時代をも踏まえて、では、どうすればいいか?

このような三宅町・日本を良くする多種多様なテーマについて、過疎地域となってしまった三宅町を俯瞰し、上位目標としては日本国全体を視野に、独自の視点で、様々な面から深く掘り下げ、時間が許す限り、読者の一考を煩わす提言を行って参りたいと思います。制約はあるものの、日本は原則言論の自由が許される素晴らしい国と信じて!

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