三宅の農業を考えざるをえない

住民パワーを背景に、近鉄、田原本と交渉、調整し、近鉄田原本線の踏切の拡幅をしたいものだ。100年前田畑は鉄道で分断され不便極まりない。

一昨日、朝6時前に農家の方から叩き起こされた。
田んぼの水位が上がって苗が沈むと。
駆けつけると原因は水路の堰が機能していなかった。
担当の方が通りかかったので一緒に修繕しようと言ったが「知らん顔」。
今補修しないと傷口は大きくなり上下流皆困るので一人でした。
こんな農業をやっていては皆が首を閉めあっているようなもの!

昔は、私財をなげうって公共的な事業をなされた方も全国にはたくさんいる。
スマート農業の時代に程遠い話。

昨日、町から農地に関するアンケートがきたが、はなはだ能天気な内容で、しかも極めて個人情報の内容を含むにも関わらず、その取り扱いについての記載がないので提出しないこととする。
これをもとに町の農政が動くとすると恐ろしい。
何故なら所有者は土地持ち非農家も多く農業がわかっておらず、こうしたら労働生産性があがるから後継者ができるなんて考えてない、つまり、町がリーダーシップを取らないと!

治水(水について)

奈良県では「総合治水計画」が進められています
遊水池の計画もあります。

かつて奈良盆地には沢山ため池があり吉野川分水とともに激減しましたがそれでも600を越えます。
三宅町にも4箇所ほどあります。
もし遊水池を造るなら農業用水の調整池を兼ねることも考えられます。
そうすれば欲しいときに水がくるようになり、パイプラインも視野に入り「半需要主導型」の水管理体制ができます。

吉野川分水の掛け金は年間反5200円ですが、私が関与したところでは、地域資源(小水力又は、太陽光発電)を生かして、ひねれば水が出るシステムでもかなり低くなってます。

河川について

川上町とかと緩やかな交流があるようだか、飛鳥川の繋がりで大阪との上下流交流が必要。
つまり、戦略的互恵関係。
大和川は大阪平野の南で治水上大事な河川。だからといって亀の瀬で首根っこを絞められ奈良盆地が犠牲になる必要はないと考えます。
ソフトハード様々な対応が考えられます。

江戸時代に淀川と大和川が分離され、昭和の始めに突貫工事で関西線道路を付け替えたことを考えれば、現在の我われはもっと知恵を出す必要を感じます。
地球の反対側のブラジルの河川まで円借款で援助してきたのだから